臨床レポート
【肩・肘・手の症状(肩こり、腕のしびれ、頚椎ヘルニアなど)】
実際に来院された患者さんの症状や施術内容などを紹介しています。
ここに記載されている診断名は、専門医師によるものです。その他の見解はカイロプラクティック的評価に基づいて行なっております。
吐き気を伴う慢性的な肩こり
(30代、女性、OL)
10年以上前から肩こりがある。学生時代もたまに肩こりはあったが、社会人になって毎日肩こりを感じるようになってきた。パソコンを使ったり、夕方になってくると悪化する。仕事が休みであったり、パソコンを使わない日は楽である。
仕事が続くと、首から肩がさらに張ってきて、気持ち悪くなり吐き気を伴うようになる。目の疲れからきているのではないかと思う。
(担当カイロプラクター)
姿勢検査では右肩が下がっていたり、座ると背中が丸くなり猫背になりました。首の可動検査では、前に倒したり、首を反らすと首から肩にかけて張った感じが増し、側屈(横に倒す)と反対の筋肉が張っていました。触診検査では首や肩周辺の筋肉は緊張していました。整形外科学的検査や神経学的検査で特別な問題はありませんでした。
この患者さんは、仕事で1日中パソコンに向かって座っており、その時の姿勢は丸くなって顔を突き出した感じで悪いため、首の関節や周りの筋肉に負担がかかりやすく、筋肉の緊張や関節の動きが悪くなり、症状が生じたと考えられました。
首や肩の筋肉の緊張を緩和して、首の関節の可動性をつける施術を行い、仕事中の姿勢や予防策をアドバイスして、6回目くらいまでに症状が徐々に軽減し、12回目の施術で改善されました。
(No.22)
首と肩の痛み
(30代、女性、教員)
以前より、パソコンを使うと両首から肩にかけて痛くなっていたが、ここ2、3週間前に特に強く感じるようになってきた。グーッとする痛みでこっているという感じではない。ここ2、3週間仕事が忙しく、パソコンに向かうことが多かった。また、趣味でギターを弾いているが、コンクールが近く練習量も増えていた。ギターを弾くと、痛みが増し、首のストレッチを行うと少し楽になる。腕にしびれなどはない。
(担当カイロプラクター)
姿勢検査で、顔が少し前に出ていました。ギターを弾く格好をとると、頭が左に傾いていました。首の可動検査では側屈(横に倒す)と反対の筋肉が張っていました。整形外科学的検査や神経学的検査で特別な問題はありませんでした。首や肩周辺の筋肉は緊張していました。
この患者さんの場合、仕事などで疲れているのに加えてギターの練習で首や肩に負担のかかる格好をされていたために、筋肉の緊張や関節の動きが悪くなり、症状が生じたと考えられました。
筋肉の緊張を緩和して、首の関節の可動性をつける施術を行い、また、ギターや仕事中の姿勢をアドバイスして、4回目の施術で改善し、再発防止と健康向上を含めた施術に移行されました。
(No.18)
首の痛みを伴う慢性的な肩こり
(30代、女性、オペレーター)
慢性的な肩こりが両方にあり、特に右側がよくこる。今までは、肩こりだけであったが、半年前から、首が痛くなるようになった。
仕事が忙しいと特に生じやすく、首を左右や前後に動かすと、鈍い痛みが生じる。昨日から、首の下の方に激痛がおこるようになった。
(担当カイロプラクター)
姿勢の検査では、首が前に出ていて、背中は円背(猫背)になっていました。首の動きの検査では、前に倒すと首から背中の筋肉が張り、首を反らすと首の下の方に痛みを再発しました。また左右とも横に倒すと首の下の方に痛みがありました。触診検査では、首や肩の筋肉に緊張と痛みがありました。神経学的検査や整形外科学的検査では異常はみられませんでした。
患者さんの姿勢(首が前に出て、猫背)は、首や肩に負担がかかりやすく、首から肩にかけての筋肉が緊張しやすいため、症状が現れたと思われました。また、この姿勢でパソコンに向かうことが多いため、悪化したと考えられます。
このため、首や肩の筋肉の緩和や首から背中にかけて関節に可動性をつける施術を行いました。3回目の施術終了後には、ほとんど症状を感じなくなりました。その後、同じように仕事が忙しい時に一度症状が再発しましたが、その日の施術によって、改善しました。それからは、仕事が忙しくても再発はしていないそうです。
(No.13)
繰り返し生じる肩こり
(30代、女性、事務職)
肩こりがあり、良くなったり、悪くなったりを繰り返している。特に夕方になると重たい感じがし始め、ひどいときには頭痛も生じる。最初の頃は、左肩だけであったが、今では両肩に凝りを感じるようになった。
時々、左肩から指先にかけてドクドクといったしびれを感じることもあったが、最近は出ていない。
(担当カイロプラクター)
姿勢の検査において、首のカーブが減少しており、ほとんどまっすぐになっていました(ストレートネックと呼ばれることもある)。首の動きの検査では、右回旋(右に回す)と右の肩甲骨の内側に痛みが生じ、側屈(横に倒す)では反対側の筋肉が張っていました。首や肩の周辺の筋肉には緊張と圧痛がみられ、特に右棘上筋(肩甲骨の上の辺り)が目立ちました。
患者さんの首はカーブが少なくなっているために、首本来の役割を果たしにくく、首や肩への負担が増加していると思われました。さらに、仕事中パソコンに向かうことが多く、悪い姿勢のまま座っての作業されていたため、首や背中の関節の可動性の低下や筋肉に緊張が生じたと考えました。また、繰り返して生じているのは、根本的な原因が解決されていなかったためだと思われます。
このため、首や肩の筋肉の緩和や関節に可動性をつける施術を行い、それと同時に姿勢改善のためのアドバイスを伝え、1回目の施術終了後には、ほとんど症状を感じなくなりました。その後は、患者さんの意向もあり、予防を含めた施術を継続しています。
(No.10)
肩から手にかけてのしびれ
(40代、男性、銀行員)
3週間前から左肩から親指にかけてジ〜ンとしびれるようになった。特に思い当たる原因はないが、首がピリッとなりだんだん重くなったことはあった。何も感じない時もあるが、仕事中や疲れたときなど症状がひどくなる。2,3日前からは後頭部に重たい頭痛を生じるようになった。
2年前にも同じようなしびれがあり、そのときは病院(整形外科)に行き、画像検査(X線)の結果「首の骨の間が狭いので神経を圧迫して、しびれている」と説明され、牽引治療、電気治療などを行い、約3ヶ月間通い、改善した。
(担当カイロプラクター)
姿勢検査において、円背(猫背)が見られ、首は左側に若干傾いていました。触診検査では、左大・小胸筋(胸の筋肉)が緊張しており、押すとしびれが増強しました。首を反らすと左胸が張る感じがあり、左側に倒すと左胸が圧迫されるような感じがありました。神経学的検査では左右差は見られませんでしたが、整形外科学検査では、TOS(胸郭出口症候群)の検査で陽性となりました。うつ伏せになるとしびれは増加しました。
患者さんは、円背のため首が前に出ていたり、左に傾いていたおり、首の関節がうまく働いていない状態でした。また、左胸の筋肉の緊張が強く、腕や手に向かって走る神経を圧迫している可能性が高いと考えられました。
緊張している筋肉を、しびれが増加しないように注意しながら緩和して、動きの悪くなっていた関節に動きをつける施術を行い、頭痛は早期に消失しましたが、しびれは残っていました。その後、家庭でも行なえるエクササイズなどをお伝えしながら施術を続け、12回目にはしびれも消失しました。
現在は、再発防止にのため、約1ヶ月に1度の予防治療に移行されています。
(No.6)
首・肩のこり
(40代、女性、主婦・パート)
以前より、首や肩のこりはあったが、半年くらい前からひどくなり始め、ここ1週間は特に辛くなってきた。両方の首から肩にかけて重たいような感じがしており、首の付け根あたりは時々熱くなるような感じがしていた。
事務の仕事が多くなってきたとともに、症状が重くなり始めた。安定剤を飲まないと辛い日がある。
(担当カイロプラクター)
初回の可動域は伸展(後屈)で首の付け根がつまったように痛みが生じ、左右の側屈(横に倒す)では、筋肉が張り制限されていました。触診では、首から肩にかけての筋肉の緊張が特に目立ち、痛みも伴っていました。また、右胸の筋肉の緊張により、右肩が前に出ていました。
この患者さんの場合、事務仕事が増えたことによって、座る時間が長くなり前傾の姿勢でいることが多くなったため、首や肩周辺の筋肉の緊張などが生じたと思われます。
座っているときや普段の生活での姿勢の指導に熱心に耳を傾けられ、しっかりと実行されたため、早期の回復につながったと考えられます。
(No.2)
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