臨床レポート
【頭・首・顎の症状(頭痛、めまい、寝違い、顎関節症など)】
実際に来院された患者さんの症状や施術内容などを紹介しています。
ここに記載されている診断名は、専門医師によるものです。その他の見解はカイロプラクティック的評価に基づいて行なっております。

めまいを伴う首から背中にかけての痛み
(30代、女性、会社員)
首から肩の痛みは以前からあったが、1週間前くらいから強くなった。仕事中に使うかばんを変えたら、肩に負担がかかるようになったので、それが原因かもしれない。子供に肩をマッサージしてもらうと楽になる。また、フワフワするようなめまいによく襲われる。約2年前に前庭機能障害と診断されたが、治療はしなかった。
先日、整形外科でレントゲン撮影を行い、「首のカーブが人と反対になっている」と言われ、電気治療を行ったが、効果はなかった。
(担当カイロプラクター)
姿勢検査において、頭部が前に出ていて、頭と首の付け根のカーブはきついが、その下はカーブが無くなっていました(ストレートネック)。首の可動検査では、前や左に倒すと、背中の上の辺りが痛くなり、右に倒すと左ほどではないが背中が痛くなりました。触診検査では首や肩周辺の筋肉は緊張していました。整形外科学的検査や神経学的検査で特別な問題はありませんでした。
この患者さんの場合、整形外科でも指摘されたように、首のカーブが正常とは異なっているため、関節の動きが悪く筋肉も緊張しやすい状態になっていました。また仕事で重いかばんを肩にかけて歩かれていたことも、ひとつの要因と考えれました。
首や肩の筋肉の緊張を緩和して、首や背中の関節の可動性をつける施術を行い、仕事中のかばんの掛け方などをアドバイスして、4回の施術で改善され、めまいも生じなくなりました。
(No.24)
口が大きく開かない
(20代、女性、飲食店勤務)
口をあけると、右の顎(アゴ)がはずれるような感じがする。また、くしゃみやあくびをすると、右のあごが痛い。物を噛むときはそれほど痛くはないが、口を閉じたときに右の奥歯が当たっている感じがする。
1、2週間前からきっかけはなく始まった。それ以前に、2年くらい前におにぎりを食べようとして、あごが痛くて食べられなくなったことがあったが、放っておいたら治った。
首のつっぱり感や痛いことが3年前くらいからある。虫歯など歯の異常はない。
(担当カイロプラクター)
問診中、口が開きづらく、しゃべりづらそうでした。姿勢検査では、全体的に前傾していて、顔が前に出て顎を突き出していました。視診では、上下の前歯の位置がズレていました。可動検査では、口を開けると右斜めに動き、顎を左右にスライドさせると右に行きづらくなっていました。首の可動検査では反らすと前側がつり、左側屈(左に倒す)と左首の痛みと右首が張り、左回旋では右の首が張り動きづらくなっていました。触診では、右側の頬の筋肉の緊張と圧痛、首や肩周辺の筋肉は緊張していました。
この患者さんの場合、顎の症状よりも先に首の痛みなどがあったり、姿勢が悪いために顎の位置が正常ではないことから、顎自体の問題だけでなく、姿勢など身体の問題からも生じていると考えられました。
そのため、顎自体の施術より先に、まずアゴより下の身体を正常に戻すことから始めました。施術のほかに、良い姿勢の方法や噛み方などのアドバイスを行いました。徐々に変化が出始め、8回目の施術で改善されました。
顎関節症など、顎の問題は、あご自体だけでなく、身体全体を含めた問題が存在する場合が多くあります。顎のトラブルを抱えている方は、自分の姿勢や、アゴ以外の身体の問題がないかどうかチェックしてみてください。そうすれば、歯医者さんなどで行う顎だけの治療で良いのか、カイロプラクティックなど身体を含めた施術が良いのか、どちらが良いのかの目安になると思います。
(No.23)
頭痛と肩こり
(30代、女性、事務)
高校生のころから、頭痛もちで、キーンキーンとした鋭い痛みがある。同じ時期から、肩こりもあり、両肩にあるが特に左のほうが強く感じる。特に忙しかったり、ストレスがたまるとひどくなる感じがする。仕事ではノートパソコンをよく用いているが、書くこともあり筆圧が高い気がしている。
鍼灸の治療を1年くらい通ったが、あまり良くならなかった。
(担当カイロプラクター)
姿勢検査では、特に座位での腰の円背(腰猫背)が目立ちました。首の可動検査では屈曲(前に倒す)で左肩甲骨付近が張り、左側屈(左に倒す)と左回旋(左にまわす)では右側の筋肉が張って動きづらくなっていました。整形外科学的検査では特に問題ありませんでしたが、神経学的検査では左の腕の触覚が右に比べて強く感じるようになっていました。首や肩周辺の筋肉は緊張しており、特に首と頭の境の緊張度が強くなっていました。
この患者さんの場合、学生のときから姿勢が悪く、首や肩に負担のかかる状態であったために、筋肉の緊張や関節の動きが悪くなり、症状が生じたと考えられました。また、社会人になり仕事上のストレスも増えたことにより、姿勢の悪さに加えてストレスによる筋肉の緊張が拍車をかけたと思われます。
特に頭と首の境にある筋肉の緊張を緩和して、首の関節の可動性をつける施術を行い、良い姿勢のアドバイスを行いました。3回目の施術で症状は消失したように思われましたが、その後も症状に波があり繰り返されたため継続的に施術を行い、14回目の施術で改善されました。現在、1〜2ヶ月の間隔で予防のため来院されていますが、繰り返し生じていた症状はないようです。
(No.19)
頭痛を伴う首から背中にかけての痛み
(30代、女性、OL)
2週間前から右首すじに痛みがあり、右肩甲骨の内側、背中や右腕がだるくなって症状が強くなってきたので、整形外科を受診。画像検査(レントゲン)を行い医師より「首のカーブが逆になっており、骨と骨の間が狭くなっているため、神経を刺激して痛みが出ている。」と説明をうけ、牽引やマッサージ、エクササイズ、痛み止めの薬を処方される。牽引は痛いような感じで、エクササイズをしていたら反対側の首が痛くなりはじめた。
頭痛は頻繁に生じ、特にこめかみ付近がズキズキしている。市販の薬は効くときと効かない時があり、マッサージも良いときと悪いときがあった。
現在(初回来院当日)は、右より左の首が痛くなっていて、じっとしていても痛い。週末に症状は強くなり、丸1日何もしなければ次の日は楽になる。
仕事の大半は、パソコンに向かっている。
(担当カイロプラクター)
姿勢検査では、首のカーブが少なくまっすぐ(ストレートネック)になっており、背中は猫背になっていました。可動域の検査では、右側屈(首を右に倒す)は左の首がつっぱり、左側屈では右の首がつっぱり痛みを伴いました。触診検査において、首や肩の筋肉の緊張していました。神経学的検査は正常でした。
この患者さんの場合、からだを横から見た場合のS字カーブが崩れ、特に首のカーブがまっすぐになり円背(猫背)になっていたために、首から背中にかけての関節が正常に働いておらず、神経の働きも低下しており、首や肩の筋肉の緊張が増し、症状が生じたと考えられました。
1回目の施術後には、頭痛もなくなり、肩や首の痛みも軽減されました。しかし、その後は症状が軽いものの再発し、4回目以降は頭痛は生じなくなり、8回目には症状は消失し、現在は再発防止のため予防の施術おこなっています。
(No.12)
頭痛を伴う肩こり
(30代、女性)
以前より、肩こりや頭痛があり、目の奥から頭の上にかけてズーンと重い痛みだった。ここ1週間くらいでひどくなっており、ムカムカする吐き気もするようになってきた。1週間前には、いつもにはない立ち仕事を行い、気をいつも以上に使っていた。
マッサージに数回行き、いつも楽になっていたが今回の症状は良くならなかった。
(担当カイロプラクター)
姿勢検査では、頭が前方に突き出ており、背中も丸まっていました。可動域の検査では、屈曲(前に倒す)で少し気持ち悪くなり、伸展(反らす)では首の真ん中に痛みを生じました。触診検査において、首や肩の筋肉の緊張をはじめ、首の付け根(髪の毛の生え際)が特に緊張し圧痛を伴い、頭痛も増しました。
この患者さんの場合、頭が前方にあることによって、首や肩の筋肉の緊張が増したこと、首の関節の可動性が低下したことなどによって、症状が生じたと考えられました。
3回目の施術時には、ほとんど頭痛もなくなり、肩こりも軽減されました。特に前方に出やすい頭を戻しやすくするアドバイスを行い、症状改善の施術から予防を目的とした施術に移行中です。
(No.8)
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